Microsoft Conference 2013に参加してきました

11/21-22開催のMicrosoft Conference 2013@グランドプリンスホテル新高輪に参加してきました。
参加したセッションについてのメモです。

Microsoft Conference 2013

ちなみに写真の本2冊は、Windows Azureのハンズオンセッションで頂いた
無料ではじめるWindows Azure×WordPress超入門 」と
Windows Azure エンタープライズクラウドコンピューティング実践ガイド」です。

後者は12/2発売予定で、今回は先行プレゼントとのことでした。ラッキー。


クラウドOS最新動向 〜Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2が向かう先〜

全体的なお話し

  • Windows Server、Windows Azure、System Centerはそれぞれの進化が互いに影響を与えて進化を加速している。
  • Microsoft自身が必要としている機能がどんどん追加されていて、他社エンジニアからの評判も上々。

Hyper-V

  • 仮想マシンを早く作るなんてのはとっくにできている。フォーカスしているのは仮想化基板のコントロール。
  • 仮想マシン作成時には、高機能な「第2世代仮想マシン」を選択できるようになった。
  • Windows 8.1でもHyper-V使えます。
  • いま「Hyper-Vシステム設計ガイド」という本を書いているそう。12月20日頃発売予定。

SDN

  • マイクロソフトは既存のネットワーク上で新しいネットワークを作っていく(オーバーレイ)
  • 1677万以上の仮想ネットワークを構築可能
  • Windows Server 2012 R2のSDN、クラウドネットワークでは、Windows Serverがゲートウェイになる。
  • MicrosoftはVXLANではなくNVGREを使ってる。ネットワーク屋さんがVXLANを推進し、サービス屋さんがNVGREを推進している構図。

System Center 2012 R2

  • アプリケーション監視を強化。エラーは起きてないけど遅くなったとき、どこが遅くなったかわかる。.NETだけじゃなく、LinuxのJavaにも対応。
  • ITサービス管理を強化。ITILをしっかりやる、標準化と可視化をしっかりやるという方向性。
  • 最近SystemCenterは難しいと言われるが、必要な機能をチョイスして使えばいいだけ。

Windows ServerのOSメインのセッションかと思いきや、
Hyper-V、Azure、System Centerが入り混じったセッションになっていて、
すべてが繋がって成長している、ということが強調されてました。


クラウドスピードで進化するパブリッククラウド「Windows Azure」の魅力と最新アップデート

昨今のAzure

  • Windows Azureは2010年2月に商用サービスを開始。エンタープライズ対応機能の充実化、よりオープンな仕様に向けて成長している。
  • 2014年上半期に日本D/C運用開始予定。
  • Azureの機能領域めっちゃいろいろある。基本はコンピューティング(Paas/IaaS/Websites専用PaaS/BaaS)

Azure利用事例

  • 日本交通 タクシー配車システム
  • アドバンスト・メディア B2Cクラウド型音声認識文字書き起こしサービス「VoXT
  • ロンドンオリンピック2012:仮想マシン500台、3000コアの規模
  • ハリーポッターファンサイト「Pottermore

Azureのセキュリティ

  • Azureのセキュリティ関連の情報はWindows Azure トラストセンターに掲載されている。
  • エンタープライズのクラウド活用でよく問題になる2つのトピック。「輸出管理規制」と「米国愛国者法」
  • 輸出管理規制の観点では、経産省からの通達で、海外のクラウド環境にアプリを配置することは*原則*輸出ではないということになっている。
  • 米国愛国者法の観点では、通常の企業活動に適用されるリスクも、DCが差し押さえられるリスクも非常に低い。

課金モデル

  • コンピューティング:稼働時間
  • データベース(PaaS):データ容量
  • ストレージ:データ容量
  • ネットワーク:送信されるデータ層容量(DCから見ると送信/ユーザから見るとダウンロードに対して課金)
  • ボリュームライセンスは書面契約。オンラインの契約が基本のプランでも請求書払い可能。

Azureをエンタープライズで使うハードルはかなり下がっていて、
事例も出揃ってきている印象です。


Windows Server 2012 R2 Hyper-Vの新機能とハードウェア非依存なマイクロソフトのSDNを一挙に解説

昨今のHyper-V

  • 2008年6月Hyper-V登場。Azureリリースをターニングポイントとして進化を加速。その後かなり良くなって、2012 R2は特にいい。

仮想マシン

  • Linuxをがっちり動かせる。問題が起きても対処できる状態になっている。
  • Hyper-VでサポートされるLinux:RHEL/SUSE/CentOS/Ubuntu/Debian

Hyper-Vレプリカ

  • レプリケーションの間隔を30秒、5分、15分から選択可能になった。
  • これまでは差分ディスク複製だったが、ログ複製(ログシッピングに近い)になってトラフィック量を削減している。
  • Hyper-Vレプリカをコントロールする機能をAzure上に作った。

ライブマイグレーション

  • ライブクローニング(止めずに複製)ができる。
  • ライブマイグレーションが高速化された。
    • これまでのTCP/IPベースのライブマイグレーション
    • 圧縮してデータ量を減らすライブマイグレーション(New)
    • SMB 3.0によるライブマイグレーション(New)
  • Windows Server 2012では10Gb/sのネットワークに最適化されていた。2012 R2では40Gb/s, 56Gb/sのネットワークに最適化している。
  • もはや転送時間はほとんどない。ネットワークはもはやボトルネックにならない。
  • Windows Server 2012のHyper-VからWindows Server 2012 R2のHyper-Vにライブマイグレーションできる。

マイクロソフトのネットワーク仮想化

  • マイクロソフトのネットワーク仮想化はハードウェア非依存。
  • NVGREによるOS標準のネットワークの仮想化。ネットワークオーバーレイ技術。
  • Hyper-Vがルーティング情報を保持する。

マイクロソフトのSDN

  • System CenterがSDNコントローラ。
  • サーバ仮想化に寄り添うSDN。仮想マシンのネットワークスペックを定義できる。
  • NVGREゲートウェイに対応。動的IP(NAT)に対応。
  • 仮想化されたネットワークをサービス化する。
  • Hyper-Vは分散スイッチだが、Hyper-V + Cisco Nexus 1000Vでは単一スイッチのように扱える。
  • Hyper-V + NEC UNIVERGE PF1000, PF5000(スイッチ), PF6800(コントローラ)でOpenFlow対応。
  • 仮想化のためのソフトを買わなくても、Windowsに入ってるHyper-Vでいい。
  • Windows Server 2012 R2対応 & System Center 2012 R2対応のホワイトペーパーが昨日公開。

ライブマイグレーションやHyper-Vなど、2012 R2ではネットワーク周りの改善が目立ちました。
「もはや転送時間はほとんどない。ネットワークはもはやボトルネックにならない。」との言葉にはマイクロソフトの自身が伺えます。

SDNの話は、やっぱりソフトウェアベンダとしての切り口になりますね。
このへんは他のソフトウェアベンダと似た切り口で足並み揃えてやってます、という感じ。


仮想化からクラウドへ〜最新Windows Server 2012 R2 Hyper-VとSystem Center 2012 R2で構築するクラウドインフラの概要〜

  • クラウドOSビジョン:カスタマー、マイクロソフト、サービスプロバイダーで一貫したプラットフォーム。
  • カスタマー、サービスプロバイダーが作るプライベートクラウドのインフラの作り方についての話。
  • System Center 2012 R2の5つの機能(インフラの自動展開、インフラの監視、自動化とセルフサービス、アプリの性能監視、ITサービスの管理)と、それを実現する8つのコンポーネント。
  • System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager のデモ。

Windows Azure Pack (WAP)

  • DCやサービスプロバイダー向けの無償ツール。
  • Windows Azureをプライベートクラウドに構築する。
  • テナント向けの画面(クラウドテナントポータル)とクラウド管理者向けの画面(クラウド管理者ポータル)を別々に用意。
  • いろいろインストールできるが、最低限Expressだけでいい。

立場的には当たり前ですが、マイクロソフト的にはやはりWindows Serverがベースにあって、
そこからHyper-VやAzureがあって、全体の絵としてのハイブリッドクラウドを描いているイメージですね。
その観点では、Amazonの描くクラウドとは全く異なるアプローチになってるなーという印象です。


Windows Azureハンズオントレーニング クラウド上でのリアルタイム・非同期・双方向通信アプリケーション開発基礎〜SignalRとWebサイト体験編〜

SignalRとは

  • ASP.NET用ライブラリ
  • リアルタイムかつ双方向通信のWebアプリを簡単に構築
  • サーバからクライアントへのプッシュやRPC通信が可能
  • NuGet(.NET向けのパッケージ・マネージャ)を通じて提供

サポートしているトランスポート方式

  • WebSocket ←おすすめ
  • Server-Sent Events (EventSource)
  • Infinity Frame
  • Long Polling

ハンズオン内容

  • SignalRのサンプルアプリケーションを動かしてみる
  • SignalRのサンプルアプリケーションを作ってみる

Visual Studio 2013で作ったWebアプリは、思ったより簡単にAzure上にデプロイできますね。
ほとんどAzureの管理ポータルを見ずに公開できちゃうのは好印象です。


Server & Cloudに関するセッションを中心的に見たこともあり、
全体としてWindows Azureの成熟と勢いを感じるイベントでした。
Azureもぼちぼち触って行きたいですね。せっかく評価版アカウントとったことだし。

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